歌うことが好き。踊ることが好き。料理を作るのも食べるのも好き。 松浦理恵official blog
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世のちり洗う四万温泉@上毛かるた
四万川ダム
両親が「まだ行ったことのない温泉に行きたい。」とのことで、群馬県民なら知らない人はいない郷土かるた「上毛かるた」に詠まれる温泉“四万温泉”へ行ってきました。
群馬県内には数々の名湯がありますが、その中でも私は、四万の自然に囲まれた景観、古い温泉街、泉質が大好きです。
四万の温泉街には共同浴場や飲泉所が点在し、青い澄んだ水が流れる川や滝、甌穴などを見ることができます。
伺った温泉旅館「積善館」
四万温泉旅館の中でも、一際存在感を放つ「積善館」は、県の重要文化財にもなっており、また、千と千尋の神隠しに出てくる湯宿のモデルにもなったとも言われています。本当に湯婆婆や釜爺がいそうな感じでしょ?
本館(写真奥)は、元禄4年(1691年)に建てられ、今も江戸時代の湯治宿のたたずまい。
手前の建物が、昭和5年の棟で、1階がコンクリート造りの大浴場「元禄の湯」、その上に木造2階建ての和風建築がのっている造りです。
元禄の湯・入口
脇にある飲泉所
泉質)ナトリウム・カルシウム・塩化物硫酸塩温泉 78度
熱くてしょっぱい。やけどに注意。
元禄の湯・内観
入り口のドアを開くと、すぐ湯場。
平日だったので、貸切状態でした。
天井が高く、水槽のような5つの湯船が並び、大正ロマン漂うアーチ型の窓からは、やわらかな光が降り注いでいます。右奥の壁に埋め込まれている水槽には、2匹の金魚が男湯と女湯を行ったり来たり・・・かわいい。
湯船によって湯温が異なり、手前から奥へと熱くなっていました。
お湯はやわらかく、お肌はしっとりツルツルになります。
左側にはタイル造りの蒸し風呂が2つ。片方はずっと「使用中」の札が・・・
誰か入っていたかもしれません。(怖)
名物【温泉釜揚げうどん】
ゆったり温泉に浸かった後は、館内の食事処にて、一番人気という「温泉釜揚げうどん」をいただきました。温泉を一晩寝かせた温泉水を用いて練り上げ、温泉で炊き上げているそうです。コシがあって美味。温泉卵付。
食事を堪能中、私の父が一言。
「写真で見るよりぼろっちい風呂だったなぁ」
母と私は、見つめ合って苦笑。
弟はうどんを食べ続ける。。。
母「温故知新でしょ!」
私「だってお父さん、国の登録文化財や群馬県の遺産になってるくらいだもん、当たり前でしょ!!」
弟「・・・・・」
それくらい、奥ゆかしき風情を感じさせてくれるところです。
四万の病に効くと言われる「四万温泉」。
ぜひ一度お出掛けください☆
ただし、熊出没にご注意を・・・
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